プラシーボ効果
「プラシーボ効果」というのは、偽薬効果という意味ですが、あれは元来、年中いたがる人がいて、うるさくてしょうがないから、これ痛み止めだといってビタミン剤を打つと、これが効くという、これをプラシーボ効果といってたんですけど、しかし、最近は、そんな矮小な問題ではない。むしろ、医療には絶対に必要な効果だということが分かってきました。
つまり、同じ薬を飲むにも「これは効く」と信じて飲む人と、「こんなもの効くか」と思って飲む人では、全然効果が違う。
プラシーボ効果については、欧米ではかなり研究されています。それを見ると、プラシーボ効果っていうのは、どんな薬、注射、治療法にも必ずある、というんですね。
本来の薬の効果がXあるとすると、その上にプラシーボ効果がY乗って、X+Yが本当の薬の効果になる。だから、その上に乗る効果を最大限に乗せないともったいない。
じゃあ、最大限にのせるためには、どうしたらいいかというと、まず本来の薬がよく効くこと。よくうどん粉を薬だといって飲ませたら効いたというというけど、それじゃ駄目なんでね。やっぱり効くものを提供する。それでプラシーボ効果も比例して出てくる。
それから、医療者(簡単に言えば医師}と患者さんが、その治療法について信じてないとだめなんですね。まず、患者さんはこれを信じるでしょうね。でも、医師が信じないことは結構あるんですよ。
どうせ効きはしない。うるさいやつだから、これでも使ってやるんだと腹の中で思っていたらこれは効かない<プラシーボ効果は伸びないいんです。二人が薬を信じる。三角形の2辺ができて、この二者の信頼感関係ができる。
でも、相手が嫌いだったらだめですよ。それをくれる医師なりを信頼していることが大切です。
健康食品なんかでも、多くは5種類8種類持っていますが、私の患者さんなんかは最近だんだん分かってきて、どの健康食品が効くかより、気持ちをこめて飲めるかどうかになってきています。
何を飲むかより、どういう気持ちで飲むかが大切です。
ホメオパシー
ホメオパシー(homeopathy 同毒療法)というのは、西洋で生まれたものですが、西洋医学ではありません。西洋医学でないものを「代替療法」といいますが、ホメオパシーもその一つです。しかし、ホメオパシーの歴史は二百年くらいあって、体系的にはとてもしっかりしたものです。
私も代替療法のひとつの過ぎないと思っていたんですが、ある時これは「場の医学」だと、今ある医学の中でも「最もホリスティックな医学」だと感じるようになって、5年くらい前、ホリスティックをする者にとっては避けて通れないものだと確信しました。
どうして、これがホリスティックかというと、「似たものが似たものを直す」ということで、たとえば、熱が出ている患者さんに、健康な人に与えたら発熱を起こすようなものを使います。解熱剤を使う西洋医学とは逆ですね。
たとえば、眠れないという人にコーヒーのレメディ(remedy 治療、医療、医薬)を与える。現実にコーヒーを飲ませたら眠れなくなる。だから、そのコーヒーを徹底的に薄めて、もう1分子も入っていないように薄めます。もう百倍百倍百倍って、薄めていきます。
それで、1分子も入っていないものがどうして効くかというと、それは薬物の物質性を徹底的に排除して、薬物の持っている「場のエネルギー」だけにしてしまう。それが人間の「エネルギー場」に働きかけをするのです。
命のエネルギーを高める
命のエネルギー高め続けるというのは、「養生」だと思います。養生といっても、昔言われた病後の回復を早めるとか、日常生活に気をつけて病気にならないようにして天寿をまっとうするような、消極的なものではなく、これからの養生というのは勝ち取っていくもの、自分のエネルギーを日々高めていく、そういうものだと思います。
生きるってことは、命のエネルギー高めることだと、きちんと認識して生きることをやりだすと、仕事と自分の関係もどうあるべきか分かってくる。そうすれば、忙しくても、そこには目的意識があるし、達成感も出てくる。
命のエネルギーを高めていくために、日常生活で常に自分が行うことは、必ず命のエネルギーを高めるために役立っているかどうかを考えること。
食事だって、なんとなく乱暴に食べるんじゃなく、意味を考えて食べる。どういうものが命のエネルギーを高めるものかということを考えたり、心も常に自分の一生というか、死生感というものを形づくっていく。
あと気功など、体を動かすこと、呼吸法なども非常に効果が高い。そういうことを全部ミックスして、様々なことを自分で取り入れて、一つの自分の生き方を完成させていけばいいと思うんです。
2004.3放送 LWAC-CATV「ハタラクチカラ」より